2009/10/19 (Mon) 試験雑感 その2

昨日開催された「ウェブデザイン技能検定」。

どうやら2級だけでなく、3級も難易度があがっていたようです。

私の昨日の記事を、検索サイトから来て読んで下さった方も居たようなので、この試験に対しての注目度もあがってきたのかな？と思いました。
なので、もう少しだけ・・・「試験雑感」書きます。
内容的には、昨日の記事よりもう少し突っ込んだもの・・でいきます。
（この資格試験に興味の無い方は、今回の記事はスルーというコトで。。。）

※試験の受験検討されている方へ。
初心者が書く「試験雑感」なので、私が書いたコトが全てではありませんので・・参考程度にお願いします。

「ウェブデザイン技能検定」。
まだ新しい試験なので、国家資格と言いながら・・実際に試験対策の本などは市販されていません。
(現在販売されているのは、公式サイトで紹介している問題集が唯一ですが、その問題集の内容と試験問題とは少々違いがあるような？問題集の方が実際の試験問題より難易度的に易しいです。)
この資格試験に対する対策講座を行っている学校も、少ないでしょう。
認知度もまだ他の資格程は無いので・・・尚更でしょうし、教えるコトが出来る人も少ないのかもしれません。

だから、その対策講座がある学校に通い、資格試験勉強をしていたのですが・・・。

まだ、新しい資格試験なので・・資格を取るなら今がチャンス的なものがありました。
試験の難易度を考えると、わりとハードルが高くなく・・本当の初心者が少し勉強してとれるレベルでした。
ソフトの操作すらした事が無いという人でも、2カ月位で合格出来る状態だったみたいです。

そういうコトで、今のうちに・・・と、ものすごい初心者の私も勢いで受験・・・。
筆記は、シスアド的な要素が強く、シスアドを以前勉強して資格を取った私にはわりととっつきが良く思えました。
シスアド+HTMLとCSSの基本的な知識、W3CやJIS X8341-3のガイドラインを覚えたら合格だと言われてましたから・・・。

しかし、今回からとんでもなくハードルが高くなってました。

まず、筆記に関して・・・。
シスアド要素が随分なくなりました。
その分、プログラマー要素が入ってきたようです。（PHPコードを見て、実行結果を予測する等）
実務で、Webをしている場合、プログラマーが必要なサイトではそれぞれ専門の人が分業して制作しているだろう・・・と思います。
確かにPHPがあれば、サーバー関係のプログラミングが出来ますが・・・。
(多分、ここまでしっかり出来る人は、かなりバリバリに仕事をされている方ですね。きっと・・・独立して一人で全て出来る位の・・。今までの試験のレベルとはかなりの差を感じマス。。。)
ここまでを、いきなりWeb2級の範囲としてしまうと、かなり試験内容が高度になってしまいます。
現段階で、「ウェブデザイン・・・」という試験で、ここまでするの？っていう気がします。
まぁ、出来た方がいいのは分りますが・・・。

あと・・・。
今まで平面的に問われていたものが、かなり突っ込んだ内容になってました。

それから、実技について・・・。
これは、実際にパソコンを操作して問題を解くので・・パソコンの調子が悪いとかなり困った状態になります。
昨日の試験でも、数名・・パソコンがいきなり使えなくなり、試験中止をせざるを得ない状態になった人がいました。
パソコンを扱った試験の宿命でもある現象ですね・・・・。
CADでもこういうコトがありましたから・・・。

パソコンが使えない・・とまではいかなくても、ソフトが急にダウンした方も数名いました。
私も、Photoshopがいきなりダウンしました。まぁ、再度立ちあげたら何とかなったので、その後はそのまま使いましたが・・・。
設定関係がかなりおかしかったので、制作段階で後で気が付いて・・作り直しになったりもしました。
パソコンの画面もかなり小さく、自分の作っているものがよく見えない状態になり、日頃慣れた環境でない事がどれだけやり難いかを実感・・・。

あとは、ソフトのバージョンです。
今回は、CS4というバージョンでの試験でした。
学校では、Adobeが買収する前のマクロメディアという会社の製品時代のバージョンだったので、画面の違いを大きく感じた人が多かったみたいです。
私は、試験対策が始まった頃に学校と試験のバージョンの違いを指摘してました。
学校はソフトを揃えるとお金はかかるだろうけれど、試験対策をするのなら・・実際の試験と同じバージョンですべきではないか？と思いました。
自宅で作業をするのに、私はCS4のアカデミック版を購入していたので・・学校との違いは感じましたが、試験では違和感がなかったのが救いでした。
しかし、バージョンがあがる度に個人で毎回ソフトを購入するのは、かなりキツいので・・・これから先こういう試験を受けるのは自宅学習では限界を感じます。（1カ月だけのお試し版に頼るというテもあるけれど・・何度も使うワケにはいかないでしょうし・・・）

そして設問内容。
今回から「ロールオーバー」が設問の中で大きな問題になってました。
通常作る簡単なボタン問題も、自分で考えなくてはならないものとなりました。（中身の濃い作業指示となりました）
実は、最後の問5以外は全て、どの問題も繋がっているので・・問1でつまずくと問3・問4が完全に出来なくなってしまう可能性もあり、怖いのです。。。。

CSS、JavaScriptで「ロールオーバー」するという方法を、私は知らず・・・。
ソフトの機能で苦し紛れに作りましたが、多分・・・設問内容を見る限り・・・私の答えはダメでしょう。
やはり、JavaScriptをしっかり押さえてないと・・・という感じでした。

問5の問題は選択問題で、フォーム問題かJavaScript問題かを選んで解答する独立した問題です。
これも、私はフォーム問題を選択しましたが・・・今までのような単純な構造ではなく、かなり奥深くなっていました。

実技に関して、今後自分でサイト構築していくうえで必要だと思うコトが先行して出題されたカタチとなり、これから勉強していく為の目標となったカンジです。

私の場合、年末までに作らねばならないサイトの制作依頼が2件あり、おそらく・・今回の実技試験の内容程度は出来ないといけないだろうと思われるレベルになりそうなので、それまでに技術習得出来るようこれから勉強していくつもりです。

次の「ウェブデザイン技能検定」の試験は、2月に実施されます。
実技に関しては、これから修得していくのでどうにかこうにか・・というところだろうと思います。（ただし、今後ソフトのバーションがあがると・・独学の実技も厳しくなると思いますが・・・。）
筆記はちょっと独学でどこまで出来るか？状態です。
このままの方向性だと、PHPプログラミングの入門編位は本やネット検索で調べて、勉強していくしかなさそうです。

今までは、初心者のWeb世界への登竜門的な存在の資格試験だったと思いますが、今後は実務者レベルに引き上げられていくのだろうと思います。
急激にレベルの底上げしている感がしますが・・・。
（実務経験のある方でも、試験は合格出来ずに何度もトライされているケースもあるようです）

ただ・・・。
Webの世界は、今まで無法地帯化していたと聞きますので、こういう資格試験を通してある一定のルールが出来るコトで、サイト制作する側も安定した環境となり、クオリティの高いものが作れるようになって、サイトを見る側も安心して操作出来るようになっていくといいなぁと思います。

その為には、この資格試験は今後重要なものとなり、安定化させていく必要があるのだろうと思います。
パソコンを扱うものなので、常に新しい内容になっていくのは必然ですが・・・初心者の人がこの世界に入っていく際の、どこか学びの指針となるものをハッキリ持てるようになって受験出来るようになれば・・と思います。

初心者の私が思う、試験雑感でした。
最後まで読んでくださって、有難うございます。
とりえあえず、「ウェブデザイン技能検定」について書くのはここまでにしておきます。
・・・ちょっと、長くたくさん書き過ぎたので。

昨日の試験の、筆記については・・・本日「ウェブデザイン技能検定」の公式サイトに解答が公開されています。
私がメモった解答でいくと・・・マークミスがなければ、何とか筆記はクリアーしていそうなカンジです。
（合格発表までは、安心出来ませんが・・・。）
実技に関しては、配点などの情報がないので・・実際の合格発表まで分りません。
あとは、11月17日の合格発表待ちの状態です。


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