2009/07/15 (Wed) もしもの時・・・。

昨夜、当然携帯が鳴った。
相手は、先日私が出張パソコン講師を依頼してきた人だった。

仕事が終わって、一息してパソコンを開いたのでしょう。
しかし、日頃触らないので・・・本当にその作業で大丈夫なのか、不安になって電話してきたらしい。

電話の相手は、50代の女性。
数年前に、ご主人を亡くされてご主人のお仕事を引き継いだ。
しかし、パソコンが堪能なご主人の後、同じようにパソコンを扱う事は出来ず、断念。
パソコンからは遠ざかって（遠ざかりたくて・・）、現在に至っている。

そのまま・・・ずっとパソコンを触らないようにしていたが、時代の波には逆らえない？？
最近、ネットのクチコミでやって来たお客さんを目の当たりにし、自分よりもずっと年上の人達が、Webサイト（ホームページ）やブログをしている事を知り、仕事上で出来た方が良い事を知ると・・遠ざかれないと思ったらしい。

そこで、眠ったままのパソコンを扱う事になった。
私が先日呼ばれたのは、このせい。

ずっと、プロバイダーとの契約はしていたので、メールアドレスとプロバイダーで借りたサイトのアドレスは、そのまま維持出来ていた。

まず・・・。
メールソフトを開く・・・。

その日受信し・・・たまったメールは700通以上！！
ご主人が亡くなっても、ずっとご主人のサイトは残っているので、問い合わせもたくさんあったのでしょう。
迷惑メールも、かなりの数あって・・・それをどうして良いのかすら、分らないと依頼人。

また、ご主人のサイトは遺作なのでこのままの状態で保存したいとの事で、手を付けなかった代わりに・・・依頼人の新たなサイト（とりあえずブログ）を開設。

ご主人のお仕事を引き継いでいく中、これからメールの対応の仕方と、ブログでの更新作業を教えていかねばならない。

また、後日・・・先日の続きで、出張パソコン講師をする事になっています。

そこで考えた・・・。
ネットの上で、自分が亡くなった時「自分が亡くなった」という事をどう伝えるのだろうか？と・・・。

私の場合、自宅パソコンは私の所有物で私しか触らない。
もしもの時、家族は誰もパソコンを扱う事が出来ない。
パスワードの設定をしているのは、パスワードを教えたとしても・・・家族は全くこういうものに疎いので、多分・・・今回の依頼人のように私のパソコンも放置されると思う。

今、ネットの上でたくさんの方と知り合って、連絡を取ったりしている。
実際に会っている人は、私が居なくなったら別の人からその事実を聞くことが出来るけれど・・・。
ネットのみでのお付き合いの方は、その事実を聞く術が無い。

今回の依頼人の様子を見て、改めて考えさせられた。

私も、長くネットをしていて・・・突然、長期放置されている人のサイトを見かける事がある。
しかし、それがどういう意味なのかは知らない。
相手が元気なのか、そうでないのか・・・それすら分らない。
本人が、そこで「元気だよ」と現れてくれるのを願うのみ。


そこで、他のお宅では・・もしもの時に、家族の方が代わりにパソコン操作をして、その「もしも」を伝える事が出来るかどうか・・・を知りたくなった。
また、ランキングを作成してみました。
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